2008年は年間34試合で16勝10敗8分(勝ち点56)との結果。
リーグ戦を4位で終え、後にも先にもJ1最高の順位で終わる。また、カップ戦のナビスコ杯で優勝し、念願のJ1初タイトルを獲得した年でもある。
この年のチームの特徴は「カメナチオ」と言われた守備力であり、ダブルボランチでハードワークしたエジミウソンとホベルトに3バックの上本、森重、深谷の5名が不動で鉄壁だった。
得点源はチーム得点王のウェズレイとトップ下でタクトを振るう夢生だった。
第26節でリーグ首位に立ったことがあったが、あの時はこのままJ1優勝しちゃうんじゃないかと浮かれまくったシーズンでもある。(所謂、天国(この後地獄が待ち受けることになるが))
さて、トリライの方は前年(2007年)の9月末で単身赴任生活を終えて、大分の自宅に戻り、試合の度にホームスタジアムに足を運び昔ながらのトリニータライフへと戻っていた時期。
関東のアウェイ生活を経験してみて思ったことは、単純に楽しかったということ。
当たり前の話しとしてホームスタジアムがないからアウェイスタジアムに足を運ぶ。
特に、初めて足を踏み入れるアウェイスタジアムではワクワク感が高まり、どんな洗礼が待ち受けているのか行く前から楽しくてたまらない。(実際に大した洗礼を経験したことはない)
関東で最も好んだスタジアムは味の素スタジアムだったが、何故かあそこは心地いい。
アウェイもそこそこ経験してホーム暮らしになった2008年に1度だけ関東に遠征する機会があった。
それは、大分サポーターが集結した国立競技場。
ドームでナビスコ杯の準決勝が終わった日の夜、国立行かなきゃと決心して、決勝戦の日の東京までの飛行機を探したが、大分空港は前日便も含めて満席だった。
福岡空港もダメで、熊本空港もダメ、次に探した宮崎空港の朝一便に空席があり、即予約した。
当日の朝の宮崎空席でちらほらとトリニータサポーターを見かけたので、この日は九州各地の空港からトリサポが東京を目指したに違いない。
この試合で初タイトルを大分に持ち帰ることになるが、翌年にJ1陥落するなど誰もが夢にも思わなかった。
ということで、夢に向かって走り続けたトリニータだが、ここをピークにどん底へ落ちていくことになるので、出来れば次回の2009年は適当に思い返すにとどめたい。(こらこら)